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学校では教えてくれない社会のオキテ

学校では教わることの出来ない、社会に出ないとわからないオキテ(ルールあるいはマナー)についてのブログ。既に就職されている方のご参考にもなるでしょう。

第27講 新人のエラーとベテランのエラーの違い 〜 事故・エラー予防(1)

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第27講 新人のエラーとベテランのエラーの違い 〜 事故・エラー予防(1)

仕事内容は高度化してスピードアップしているのに、人員や予算は厳しく削られていく情勢が続く中で、一度事故やエラーが起こるとその損失はより大きなものになっています。 そういった事故やエラーをどう予防していったらいいでしょうか。今回は新人とベテランにみられるエラーの特徴について説明したいと思います。

 

(1)新人のエラーの特徴

 (a) 情報の取捨選択ができないため、何を優先するべきかわからずパニックになる
 (b) 経験がないため、長期記憶と照合出来ない
 (c) 判断が遅れるため、決心がつかず、そのうちに事態が進んでしまう
 (d) 行動パターンが確立していないため、行動が遅れる。スムーズに動けない。操作を忘れる。どんどん焦る


 「知らない」「やったことがない」「判断が出来ない」という、教育・訓練不足が最大の要因です。さらに上司への連絡に躊躇したりして事態を悪化させてしまうこともあるでしょう。
 しかし、これらは新人個人ばかりの責任ではないのは言うまでもありません。とにかく頭と体が慣れるまではすぐアドバイス出来る人間がついていること。それが職場での留意点になるでしょう。

(2)ベテランのエラーの特徴

 (a) 頭と体が慣れすぎて「不注意」になる
 (b) 経験があるからこそ、確認や指示を無視して「思い込み」をする
 (c) 馴染んだ思考や行動パターンを過信してルールを破って「故意の違反」をする
 (d) ベテランであることで周囲が甘くなって「ルール遵守意識の腐敗」につながる


 実はこのベテランのエラーが、組織的に厄介な問題なのです。ともすれば会社のマニュアルや手順書の方が間違っていると言わんばかりに、自己流を続けるベテランが牢名主のように居座る職場ほど、危険な状況だと言えます。
 東海村JCO臨界事故の起こった職場で行われていた「ステンレスバケツを使ったウラン化合物の溶解作業」などは、傍目にはとんでもない手抜き作業法ですが、これなどは閉鎖的な職場でのベテラン型のエラーの連鎖が最悪の結果になってしまった例でしょう。
 このようなベテランのエラーを防ぐには、ベテランの謙虚さの素養というのももちろん大切な要素ですが、何よりも管理職が、「ルールの徹底」や「手順見直し時のチェック」に常に目を光らせることが必要です。ベテランに何も言えない管理職などは論外です。「あまりひどいベテランは業務から外れてもらう」くらいの覚悟で臨むべきです。


 誰しも、新人→中堅→ベテランという道を通ります。各段階で、自分はどんなエラーを起こしやすいのか、ということを自覚していればずいぶん事故やエラーの予防につながるでしょう。
 昔から言われていることですが、「初心を忘れないこと」「自分を過信しないこと」がどんな時でも最善の事故予防策であるということです。

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50代前半。化学系と印刷系の会社で研究・開発・製造・企画系の業務経験あり。

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